ベトナムの水は安全?

6.安全な水とトイレを世界中に

2023年、ベトナムは遂に人口1億人を突破しました。

急速な経済発展と共に、通信やインフラ、高層ビル、地下鉄など日々進化しています。
一方で、アップグレードが追いついていないシステムがあります。
それが水道設備です。

本レポートでは、成長しているベトナムが抱える水道事情に触れています。
どうぞご覧ください。

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1.ベトナムの工業廃水が水道水に影響を与えている

  • ベトナムのホーチミン市では、2022年までの過去7年間で水処理に使用された化学物質の量は建設省の基準よりも多い。中でも水の濾過に使われる塩素の量は基準の約1.8〜2.6倍であった。
  • 2020年には1日121万㎥の工業廃水が河川に排出され、2014年からの7年間で11倍に増加
  • 塩素による水処理では亜硝酸塩や硫酸塩などの有害物質が発生し、それを人が飲むことで下痢や腎臓結石など多くの症状を引き起こす可能性がある。

2.ベトナムでの滋賀県による水質改善プロジェクト

  • 滋賀県は、1970年代に琵琶湖の水質悪化に対して住民や行政が一体となり保全を進めた経験を持つ。JICAの協力を得て、水質分析と排水処理が得意な株式会社日吉などとベトナムの水環境保全を支援。
  • フェーズ1(2017~2019年):ベトナムにハロン湾研究センターを設立し、琵琶湖の水質保全「琵琶湖モデル」を応用して行政のファシリテートスキル向上や企業の水質測定による実態把握を支援。
  • フェーズ2(2020~2024年):大規模リゾート開発に伴う水環境への影響軽減のため訪日研修を実施し、排水処理施設や環境モニタリングのノウハウ向上や住民への普及啓発活動を支援。
  • 今後ベトナムだけで水環境保全に取り組むためには、政府や水質管理をする企業だけでなく現地の工場も巻き込んでいく必要があるのではないか。

3.生産性+環境意識の両輪で、工場経営と人材育成へ

  • 現地の工場では生産効率やコストが重視されることから、環境負荷への配慮が難しいと考えられる。
  • 環境意識と生産性を両立し、自国だけでも環境課題を解決できる状態が理想である。
  • 知識を深める研修を実施しながら、工場ごとに廃水処理施設を設置・運営するなど、工場の生産管理者とともに現場を変化させる長期計画の策定まで支援することが期待される。

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